神社コンシェルジュが神社結婚式を挙げました。～結婚式を挙げた理由～

私は、JUNO天神本店にて神社結婚式専任のコンシェルジュをしています。これまで沢山の結婚式のお手伝いをしてきました。
そんな私が今年、花嫁として結婚式を挙げました。

ご結婚が決まったとき、まず最初に考えることと言えば、結婚式をするかどうか。ではないでしょうか。
私がなぜ結婚式をしようと思ったのか。
実際に経験した私がお話することで、今どうしようかとお考えの皆様へ少しでも参考になればと思っています。

私が結婚したのは2020年の2月末。
翌月3月にコロナウィルスによる大規模なロックダウンが行われ、それから3年にも及ぶ長い間なかなか現実的に考えることが難しく、タイミングを見失っていました。

そのまま結婚式をしないという選択肢もありました。
いつまで続くかわからないコロナの状況に、その決断をなされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私もそう考えたこともありました。しかし、長年結婚式関わる仕事をしていたからこそ、その一日がどれだけ素晴らしいものなのかを知っていました。

結婚式は自分にとっては、これから新たな生活と人生をスタートするという一つの節目。
そして、お世話になっている人達へ感謝を伝えられる場所。

家族やゲストの皆様にとっては、その節目に立ち会ってもらうことで安心してもらえる機会。
私達はそう考えました。

結婚のご報告や挨拶などを行おうとなると、親戚や友人も遠方が多かったり、お相手のご親戚にご挨拶したくても、二人とも仕事をしていると、なかなか行けなかったり、都合を合わせられなかったり。

私もそうでした。
結婚式をするという理由であれば、その機会を作ることが出来ると考えたことも大きな理由の一つでした。
大切な人たちと過ごすこの時間は、なんとも言えない緊張感と暖かさとで入り混じっていました。

参列してくれた皆さんが、
「やっとこの日が来たんだね。待ってたよ。」
「本当に安心したよ。」
「なかなか会える機会がないから、嬉しいね。」
「はじめまして、やっとお会いできましたね。嬉しいです。」
そんな暖かな言葉をかけてくれたり、涙してくれたり。
改めてこの日を迎えることができたことがとても嬉しく感じました。

当日は本当にあっという間でした。
普段お客様へもあっという間ですよとお話するのですが、想像以上でした。

そして、それは私達にとっても、家族にとっても、素晴らしく、最良の一日でした。
この日を思い出すたびにこれから先も頑張っていけると思える1日でした。

今までの人生に感謝し、これからの人生に彩りを添えられるもの。
それが結婚式だと私は考えます。
本当にやって良かったと思います。